生産と消費の見直しから、焼却・埋立に頼らない地域循環の確立(ゼロ・ウェイスト)へ
提 案
- まずは、モノを必要な量だけ購入し、無駄なく使います。
- 故障しても修理しながら永く使う工夫をし、自分が要らなくなった モノでも、フリーマーケットやリサイクルショップで再活用します。
- リデュース(減らす)、リユース(再使用)を優先し、廃棄するときには、リサイクル(再生利用)します。
- 食材を大切にして無駄なく使う料理を心がけます。
- モノを「所有」するということから、モノの「機能(サービス)」を 購入するという考え方への転換を図り、製品は最終的に メーカーがすべて回収し再活用する仕組みを作ります。
取り組み事例
- 水俣市におけるキエーロによる生ゴミ処理
- 熊本大学ボランティアサークル リクラブの取り組み
- 水俣市による「ゼロ・ウェイスト宣言」
- 給茶スポット、茶飲み場、マチ・カフェなどのマイボトルの利用促進の取り組み
- エコイベントをすすめる会などによるイベントにおけるリユース食器利用の取り組み
- 「生ごみコンポスト」によるごみ減量
- 「九州まちの修理屋さん」(九州7県)による“もの”を簡単に捨てず修理して長く
- 使う(リペア)を推奨する取り組み
- グリーンコープによるリユースびんの取り組み(びん、ドレッシング容器など)
- Rびん広めよう会・熊本によるRびん普及・啓発(焼酎・醤油など)
- Rびん広めよう会・熊本によるRびん普及・啓発(焼酎・醤油など)
- 山鹿市バイオマスセンターによる生ごみからのメタンガス活用
- 熊本清掃社による生ごみたい肥化の取り組み
- 石坂グループによる廃材からのウッドチップ製造の取り組み
事例1キエーロで生ごみ処理
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水俣市では、ごみの24分別収集によるリユース・リサイクルをはじめとした“環境モデル都市づくり”を進めています。しかし、収集・運搬や資源化にはエネルギーが必要です。そこで、そもそもごみになるものを減らしていく“リデュース”の考え方から、生ごみ処理器「キエーロ」による自家処理の推進に取り組んでいます。キエーロは、木箱などに入れた土に生ごみを埋めると、生ごみが分解される仕組みで、生ごみの水切りが不要、正しく使えば臭いや虫が発生しない、維持管理費が不要、自作できるといった長所があります(神奈川県葉山町在住の松本夫妻により考案)。水俣市では、水俣産の木材を使って、地域の大工さんや福祉作業所、住民でキエーロを手づくりし、約70世帯でモニター事業を実施中です。利用者からは、臭いや虫もなく、衛生的だと大変好評です。今後も、住民や事業者の皆さんの協力を得ながら、キエーロの普及や更なるごみ減量を推進し、持続可能なまちづくりに取り組んでいきます。
(水俣市役所 福祉環境部 環境モデル都市推進課 池崎翔子)
[/col][/row]事例2熊本大学ボランティアサークル リクラブ
[row id="ROW_ID" class="ROW_CLASS"] [col class="span4"] [/col][col class="span8"] リクラブは熊本大学文化部会所属の環境ボランティアサークルで、1997年の発足以来“環境問題を考え行動するサークル”として様々な活動を行っています。最大のイベントは“For You 市”で、卒業生や在校生から不要になった家具・家電などをリクラブが回収し、新入生に提供するという年に一度のリユース市です。卒業生は、在学中の4年間しか家具・家電を使用しません。それは、新入生も同じことです。それならば、卒業生の不要になったものを新入生に提供することで、まだ十分使用できる家具・家電を再利用することができるのではないでしょうか。この活動を通して、卒業時期に起こる不法投棄を減らすことができれば、と考えています。For You 市の企画を自分たちで行い、ボランティアの方々の協力を得て、毎年開催しています。(宮瀬 美津子) [/col][/row]