人と地域を幸せにするお金の循環を生み出そう
提 案
- 熊本に住む私たちが守りたいモノやサービス、応援したい人などに使うお金を増やします。
- 地域社会に役立つことを目的とした地元企業を応援します。
- 地域の人や、次世代に喜ばれるお金の使い方をします。
- お金に支配されずに、お金は幸せを運ぶ手段として活用します。
- 寄付や貯蓄金利の一部により、地域活動を行うNPOを支援します。
取り組み事例
- ゆずり葉によるクラウドファンディングの取り組み
- 熊本市による熊本城一口城主の取り組み
- 熊本市によるわくわく基金の設置と運用
- 阿蘇市による地域通貨「Grass」の取り組み
- NPO法人くまもと温暖化対策センターによるエコくまポイントの取り組み
- かんくまおひさまファンドによる寄付募集の仕組み
- 肥後銀行による阿蘇グリーン定期預金の取り組み(預入れ総額の一定割合を「阿蘇世界農業遺産基金」に寄付)
事例1 「共に生きるくらし」をゆずり渡すゆずり葉クラウドファンディング
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「共に生きる。」を未来へ残すため、2013年秋にゆずり葉は設立されました。「善意の・・・お金の流れ」を地域で循環させる仕組みづくりへ活かす活動です。クラウド・ファンディングとはcrowd=群衆、funding=資金調達を意味し、インターネット等を通じて共感した人たちから、比較的小口の資金を調達する仕組みのことです。3.11以降、日本でも急速に広がっています。夢を共感できる、気軽に応援でき、お返しが嬉しいなど、今までにない楽しさ、面白さがあります。ゆずり葉は、地域で実現したいプロジェクトを「実行者」がインターネットで公開し、支援を募ります。それに共感した「支援者」はお金を支援し、プロジェクトが成功した時には「実行者」よりお返しを頂きます。従来の寄付と違って、顔の見える直接的なお金の流れと、双方の交流やファンを生み出していくのです。「共に生きる。」を未来へ残す、1人になりませんか?
(清水 菜保子)
[/col][/row]事例2 熊本市による熊本城一口城主
[row id="ROW_ID" class="ROW_CLASS"] [col class="span4"] [/col][col class="span8"]熊本にいると気が付かないことのひとつですが、「熊本城一口城主」は、市民からの浄財集めの成功例として全国的に注目を浴びています。熊本城復元プロジェクトの復元費用を調達するために、市民に寄付を呼びかけました。1万円以上を寄付すれば、「一口城主」として登録され、「城主証」と「城主手形」が送られ、天守閣の「芳名板」に名前が掲載されました。自分の名前が天守閣に飾られるという特典が評判を呼び、1997年から10年間で、県内外約27,000人から約12億6,000万円の寄付が集まりました。大手門や4つの櫓、本丸御殿の大広間の修復費用に使われました。城主の登城で、入場者数も増加し、日本の城の入場者数1位になっています。2009年1月から7億円を目標に「新一口城主」制度がスタートしました。3年間で約42,000件、5億円以上が集まり、人気は続いており、持続的に資金調達ができています。柳の下の二匹目を狙った?「市電軌道に緑の芝生を植える募金活動」とは対照的です。
(中地 重晴)
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