世代を超えて人々が隣人に関心を持ち、支えあい、もやいあい、安心して心穏やかに暮らせる場を取り戻す。
提 案
- 地域の人々が地域に関心を持ち、互いに繋がり、支え合って生きていけるコミュニティをつくります。
- 子ども、若者、お年寄りが世代を超えて地域の中で共に過ごし交流できる場をつくります。
- まちの中(地域)にスローカフェやもてなしの縁側があり、気軽に立ち寄りゆったりと時を過ごせる空間(街、場)をつくります。
取り組み事例
- 山東子育て応援団による地域ぐるみの子育て活動
- 宮原好きネットによる人材育成やインターンの受入などの地域づくりの取り組み
- 水俣市大川地区などの「村丸ごと生活博物館事業」による地域資源の価値や人財の再発見
- トランジションタウン南阿蘇による低炭素社会へ向けたしなやかな地域コミュニティ作り
- 玉名市の「ちゃぶ台」による地域住民の多様な活動情報の収集・共有そして発信
- 愛林館による家庭料理大集合の取り組み
- 風の館塩屋・風の会による地域住民の活動拠点づくりと地域活性化の取り組み
- 水俣市ふれあいセンターなどによる地域住民の交流の場づくり
- 合同会社ちかけんによる竹を通した地域づくりや資源循環の取り組み
事例1 エコはえ~子(良い子)を育てる
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山東子育て応援団は「子どもは地域の宝」という考えのもと、地域ぐるみでの子育て支援、誰もが子育てしやすい心の通い合う地域づくりと共に、次の世代を生きる子ども達の為に、より良い環境を手渡していく活動をしてきました。生きる源である「食」では、冷凍食品を使用せずに、できるだけ「旬産旬消」として地域の食の名人さんが考案したメニューを地域で栽培された食材を使って保育園の食事に取り入れていきました。美味しくて身体に良いと子育て中の保護者の方にも喜んでいただいています。「暮らし」では冷房を使わないで夏を涼しく過ごすために、直射日光を遮るグリーンカーテンを広めるプロジェクトを行っています。グリーンカーテン設置を希望される地域の方にも苗をお配りして一緒に取り組んだり、夏場の電気代を減らすことをご家庭でゲーム感覚でチャレンジできるエコチャレンジも開催しています。親子で一緒に環境について考える機会になったように思います。山東e&co(え~とこ)発電所として保育園の屋上に市民参加による共同発電所を設置しています。節約された電気代の一部は山東地区に次のエネルギー発電所を普及していく為の基金として積み立てたり、グリーンカーテンの苗代にも当てたりと環境活動に充てられます。子どもの育ちに必要なものはちょっと不便で快適すぎない環境です。環境に優しい暮らしをこれからも地域ぐるみで行っていきたいと思います。
(社会福祉法人 喜育園立山東保育園 園長 村上千幸)
[/col][/row]事例2 子どもの人材育成と新家族ネットワークの構築
[row id="ROW_ID" class="ROW_CLASS"] [col class="span4"] [/col][col class="span8"]旧宮原町時代の平成7年度より、まちづくり情報銀行を拠点に、次代を担う子どもの人材育成と大学生の地域づくりインターン受入れにより、全国に広がるネットワーク作りに取り組んで来た。平成23年度からは、地域を愛する心を育む、多様なキャリア教育の推進、ミニコミ紙等を通じた情報発信を目的に、熊日宮原新聞販売センター(弊会の支配人が店主)で子ども記者クラブを発足。現在、小4から高2までの36人が記事の寄稿、わらしべアイスの商品開発やわらしべ市での販売、農作業、東北被災地取材等に1年を通じて取り組んでいる。また、大学生のゼミ合宿や地域づくりインターンの受入れも継続し、氷川流域連携全国大学生政策アカデミーも実施している。これらによって、大人になり町にとって外家族となりうる子どもの育成と、社会人になり準家族となりうる若者とのWin-Winの関係作りにより、新家族ネットワークの構築を目指しているところである。
(宮原好きネット支配人 岩本 剛)
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